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自己紹介
ごあいさつ
みなさん、はじめまして。社労士オフィスメイクタイム代表、社会保険労務士の西野史朗と申します。私は、社会保険労務士として、企業の顧問業務などの仕事をする一方、ライフワークとして障害年金の申請サポートに取り組んでいます。今日は、なぜ私が、障害年金をライフワークにすることになったのかを、少しお話ししたいと思います。
きっかけは、会社員時代の2017年夏のことでした。私は、趣味のオートバイでツーリング中、高速道路で自損交通事故を起こして重症を負いました。死んでもおかしくない大事故でした。救急搬送先の病院に運び込まれた後の記憶はなく、意識がもどった時は、事故から1か月が経っていました。体の損傷が酷く、自発呼吸ができず、人工呼吸器に繋がれ、多発骨折で身体の自由もきかず、毎日病室の天井を見て、辛く苦しく泣きながら不安な毎日を過ごしていました。当時は、自分はもう再起不能だと思っていました。身体のダメージが酷く、命が助かったのはたまたま首の骨が折れなかった幸運によるものでした。しかし、命は助かったものの、入院当時は社会復帰する姿など、全く想像することができませんでした。命が助かったことには感謝しましたが、自分と家族の生活がこれからどうなってしまうのかを考えると、絶望しかありませんでした。しかし時間が経ち、リハビリを続けていくと少しずつ身体が回復していきました。1年近くかかりましたが、有難いことに社会復帰することができたのです。あれだけの大事故にも関わらず、自分の足で歩けるし、大きな障害が残らなかったことは本当に奇跡だと思います。
復帰するまでの間には、本当に多くのまわりの方からたくさんの励ましをいただきました。心が折れていた私にとって、この励ましがどれほどうれしかったことか。元気になったお礼をしたくて、救急搬送先の病院で命の恩人で一番お世話になった先生に手紙を書いたところ、返信の手紙に書かれていた言葉が心に残りました。「私たちへのお礼は必要ありません、その気持ちは、次はあなたが他に困っている人のために何かできることをしてください」
これこそが、私が障害年金をライフワークにした理由です。幸いにして、すでに当時社労士の資格は取得していました。自分も一歩間違えたら障害者でした、かなりリアルに自分自身の問題として障害年金を考えた時期もありました。当事者目線、当事者感情がわかることを強みに、障害年金の申請サポートという形で社会貢献(社会に恩返し)がしたいと考えました。健康に過ごしていた日常が突然奪われ、命の危機も経験しました。事故後は人生観がすっかり変わってしまいました。障害者に寄り添い、困っている方をサポートすることが、生還できた私の使命、私にできる恩返しと思い取り組んでいます。
残念ながら、障害年金は利用しやすい制度とは言えません。制度を知らない方も非常に多いのが現状です。
私たち専門家がサポートすることで、一人でも多くの方に障害年金という経済的支援を届けられれば、これほど嬉しいことはありません。
社労士オフィスメイクタイム 代表 西野史朗