適用・給付関係手続 電子申請可能に(協会けんぽ)

全国健康保険協会(協会けんぽ)は来年1月から適用・給付関連の電子申請サービスを始める方針を明らかにした。協会けんぽのホームページまたは今後リリースするスマートフォンアプリ「けんぽアプリ」で申請ができるよう現在準備を進めている。

対象の申請は傷病手当金、出産手当金、高額療養費などの給付と、任意継続被保険者資格の得喪などの適用にかかるものとしており、利用対象者は被保険者、被扶養者、社会保険労務士としている。被保険者と被扶養者はマイナンバーカードで本人確認を行い、社労士はユーザーIDとパスワードの事前取得により利用できるようになるそうだ。

 「けんぽアプリ」は来年1月にバージョン0をリリース予定であり、最初は電子申請や従来紙で案内していたコンテンツの配信が中心となる。後のアップデートで健診・各種申請の勧奨やヘルスリテラシーの提供、健康づくりアドバイスなど、プッシュ型の支援や従業員の健康管理や健康活動サポートなど、事業所に向けたサポート機能の実装も視野に入れている。

(出典)労働新聞2025年10月3日記事