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コロナ後遺症(味覚障害)を甘くみてはダメ

厚生労働省が発表するコロナウィルス感染者数は、2021年9月13日現在で累計160万人超の陽性者数となっています。医療崩壊が報道される中、重症化せず社会復帰できる方も多く、それは不幸中の幸いだと思います。ただ、軽症だったとしても予期せぬ後遺症に悩まされる方も多いようです。

新聞報道にでは、倦怠感、息切れ、味覚、嗅覚障害などの症状を訴える声が多いようです。コロナウィルスは呼吸器疾患を引き起こすことが知られているため、その影響で息切れ、倦怠感の後遺症が出るのはある程度理解できますが、味覚嗅覚などの障害は一般的には予期しない後遺症ではないでしょうか。

この味覚嗅覚障害、経験したことがない方は、どうせ大したことではないと思うかもしれませんが、実際になってみると想像以上に辛い事がわかります。
数年前、私自身が交通事故で入院した際に、この味覚嗅覚障害を経験しました、今思えば、確かに肺疾患を併発していたときだったので、両者には何か因果関係があるのかもしれません。

まず自覚したのは嗅覚異常でした、その後、病院食の味を全く感じられない味覚異常にも気が付きました。最初は、病院食は薄味でマズイのは仕方ない(ごめんなさい)と思っていたら、そのうち何を食べても全く味が無いことに気が付きました。いや、あれは本当に辛かった。味覚を感じない食事があれほど辛い(美味しくない)とは、その時初めて知りました。食事が全くのどを通らず何も食べられず、しばらく飲み物しか摂取できませんでした。

味覚障害を甘く見てはいけません。食事を美味しくいただけることって、実は当たり前ではなく、とても幸せなことだと知った私でした。

出典:(患者を生きる:4197)新型コロナ、後遺症のリアル・番外編 多様な症状、個人差や波(朝日新聞デジタル 2021年9月10日)

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