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発想を変えれば見方も変わる

ある新聞記事に目が留まった。
障がい者やひきこもりなど、いわゆる就職困難者と呼ばれる人達を積極的に雇用する経営者の次のコメント。
「就労困難者を雇うのは、社会的責任からではなく、それが真の成長につながるから。社員が仕事に合わせるのではなく、仕事の内容を社員に合わせることで持続可能な取り組みになる」

日本には法定雇用率制度があり、障がいをもつ人の雇用を促進するため民間企業や国などの事業主に、一定率の対象者の雇用が義務づけられている。令和3年3月に民間企業の法定雇用率は2.2%→2.3%に引き上げられたばかりだ。ただ実際には平成27年時時点の実雇用率は1.88%と、法定雇用率には届いていないのが現状だ。

普通は会社や仕事に合った人を雇用したいと考えるので、就職困難者は雇用しずらい事が多くなるのは当然だと思う。しかし、記事にある会社では対象者に仕事を合わせているという。

義務的に雇用しなければならないとマイナス思考に考えるか、就職困難者に合わせた仕事を作れば雇用が必要だとプラス思考で考えるか、どの会社でもできる事ではないけれど、取り組みとしては非常に興味深いものがあると感じた記事だった。

出展:ひきこもり経験者ならではの雇用 積極企業を都が後押し(朝日新聞デジタル 2021年5月20日)

法定雇用率

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