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非正規にも雇用保険の枠を広げるべきか

新聞記事に、雇用保険の枠組みを見直してもっと広く雇用保険の被保険者の範囲を広げるべきか?議論がされている。

コロナ禍で雇用機会を失った人は多い、雇用保険の被保険者であれば「失業手当(基本手当)」や「雇用調整助成金」など、様々な制度により保険給付を受けられる仕組みがあった。今回のコロナ禍では、緊急対策として雇用保険の被保険者ではない非正規労働者に対しても「緊急雇用安定助成金」が創設され、一定の効果が見られた。しかし、非正規労働者は雇用保険の被保険者ではなく雇用保険料の負担は行っていないため、受益と負担の公平性の観点からは決して恒久的な制度とはならず、あくまでも緊急対策の域は出ないはずだ。

そんな中、雇用保険の枠組みを広げる議論が行われている。雇用保険への加入要件となっている週労働時間20時間の壁を引き下げるものだ。
きっと、雇用保険料の負担を嫌がる人もいるだろうが、今回のコロナ禍の教訓もあり、私は見直しを進める方が良いと思う。困った、給付は受けたい、でも保険料負担は嫌だ、では公平性は担保できないと思う。

出典:「コロナ予想外は言い訳、雇用保険を見直せ」非正規に弱い日本の支援

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