ブログ

社会保険の算定基礎届はお忘れないですか?

社会保険の算定基礎届の提出期限は7月12日です、我々社会保険労務士にとっては6月、7月はちょっとしたピーク作業の時期となります。
労働保険の年度更新、社会保険の算定基礎届と、年1回の大きな届出が続きます。

社会保険(ここでは健康保険、年金保険の意味で使います)の保険料の仕組みを簡単に解説すると、
健康保険料や厚生年金保険料などの社会保険料は、賃金(報酬)に対して一定の料率で発生し、事業主と従業員本人とが各50%の金額を負担することになっています。毎月の賃金(報酬)は残業代の違いなどもあり変動するのが普通ですが、社会保険の世界では、その保険料徴収事務を簡素化するために、毎年4月~6月に支給された賃金(報酬)の平均額をもって「標準報酬月額」を決定し、その決定された標準報酬月額を毎月の賃金とみなし、原則として1年間は標準報酬月額によって算出された保険料を徴収する仕組みとなっています。(注:かなり割愛して説明しています)

算定基礎届とは、今年度の標準報酬月額を決定するための届出のことで、上記の通り今年4月~6月に支給された3か月の賃金を日本年金機構に届け出することになります。
算定基礎届によって見直しされた標準報酬月額は、原則として今年の9月分から来年8月分までの社会保険料計算に適用されます。年1度の大事な届出ですので、お忘れなく。

関連リンク:日本年金機構 社会保険算定基礎届

関連記事

ページ上部へ戻る